2009/11/19

ストーム・ブリング・ワールド 1巻読んだ

最初、カルドというのは小さな石版か何かかと思っていた。で、読んでいくうちに、カードゲームで使うようなカードらしいと言うことがわかり、何となく残念な気分になった。ちょっと、安っぽくない?そんな気がしたストーム・ブリング・ワールド。感想をちょこちょこ書きたいと思います。

えーと、相良宗介と千鳥かなめがいた。間違いなくいた。というか、ちょっと常識に欠けるが能力抜群の少年が、元気な少女をガードするというのは、ある意味定番の設定なのかなぁ。まぁ、それぞれ背負っている過去とか違うから、全く同じというわけではない。話にはパターンがある。そのパターンの一つとして、こういう関係づけが定着してきたのかなーと思った。フルメタ以外にも同じ設定ってきっとあるよな。

なんか、前回読んだ「ばいばい、アース」ほど冲方丁っぽさが出ていなかったんじゃないかなーと思う。とはいえ、そこかしこに「らしさ」は出ていると思うので、それほど気にすることはないと思うけど。

なんか、そこかしこでカルドを使う描写が出てくるわけだが、ぶっちゃけ、カルドを使う部分の描写無くても良いよねとか、思ったりした。なんか、カルドが出てくると、妙に、雰囲気が変わってしまう。カルドじゃなくって、セプターが中心にいるわけだし。そりゃ、話のスタート地点がカードゲームだから、しょうがないと言えばしょうがないんだけど。

とはいえ、面白いことには間違いは無い。読み進むほどにぐいぐい引き込まれる文章もいつも通り。ストーリーもそんなに難しくないから、ちょっとライトノベルに飽きてきた人にもお勧め。まぁ、これもライトノベルと言えばライトノベルなんだろうけど。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009/11/12

アスラクライン 13巻読んだ

ちょっとネタバレするので、本編読んでから読んだ方が良いですよ。

完結。まぁ、終わったと言えば終わったんだけど、なーんかすっきりしない終わり方。話の決着がついたんだろうけど、これは個人的には消化不良。

結局、1巡目の世界と2巡目の世界以外にも世界が山ほどあり、それぞれ別の時間軸で動いている以上、2巡目の世界で神を倒しても、機巧魔神がいる別の世界があってもおかしくないよな。悪魔もそこら中の世界に転がっていそうだし。まぁ、いろいろ考えれば考えるほど矛盾が出てきてしまうが。

まぁ、本当に神の本体を倒したのかどうかもよくわからないしね。エンディングで描いていたのは3巡目の世界なのか、それとも全く別の世界なのか。

しかし、時間をさかのぼるとか簡単に書いてあるけど、時間をさかのぼる以上当然発生するであろうパラドクスとかはあんまり気にしてませんね、この話だと。時間をさかのぼってやり直すと別の世界に行ってしまうと言うのは、1巡目と2巡目が別世界である以上当然の話だと思う。なので、13巻で炫部長が時間さかのぼってやり直すとか言っているけど、時間さかのぼってやり直す世界は3巡目の世界であり、2巡目の世界の智春は生きている。だから、炫部長をさっさと過去の世界に飛ばして、智春が普通に神を倒していてもストーリー的に矛盾は発生しないと思う。3巡目の世界で部長が神を倒す前に神が消えるかも知れないし、智春が失敗しても部長が成功するかも知れない。そんな展開になるような気がする。

つまり。

部長を止めるためにひたすら悪戦苦闘していたのって、ほとんど意味がなかったんじゃないかな?部長が過去に飛んじゃえば、その後で悠々と超弦重力炉を破壊することができる。んで、神も倒す。それでもストーリー成り立つよね。

もちょっとストーリーに工夫が欲しかったなぁ。贅沢な物言いだけど。

それはともかく。

13巻で終わりというのは、まぁ、規定事項だったと思うけど、アニメに合わせました感があってあんまりすっきりしない。作者さんは、もしかしたらもうちょっと本編書きたかったんじゃないかな。

そんな印象を持ちつつ、感想を書き終わるのでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/10/16

ネタ文庫。勇者30 超速短編集

私はやったことがないのですが、勇者30という、色々と踏み越えたゲームがPSPででています。

んで。これはそれを元ネタに、文庫本1冊丸々使って、1作品あたり2ページ、全100作品超という、これまた色々と大丈夫かなと言う代物。「言っておくが、もう次はないぞ。」ってな感じの文庫です。

もちろん、1人の作家で短編100はいくら何でもきつい。きつすぎる。というわけで、作家の数もこれまた多い。私は、買った本のデータベースを作っているのですが、その入力も一苦労。ちなみに、参加している作家さんですが…

細江ひろみ、八木れんたろー、森水鷲葉、春原ロビンソン、遠谷湊、相馬祟、水野隆志、御門智、秋月ひろ、志村那由多やまだ有見、澤村ゆり、恵村まお、村田治、わたび和泉、田中桂、伊豆平成、板東真紅郎、海法紀光、むらさきゆきや藤浪智之

てな感じ。何人いるんじゃ、というところ。文庫本1冊でこれだけ参加しているのってどうよ。ちなみに、イラストレーターさんはそれに比べると少ないものの…

しまどりる、だんごむし、藤ちょこ、久方綜司、タ・カーナ、白凪マサ、サブロク、あべれーじ

なんにせよ、数で勝負ですね、これは。

で、この本はみのり文庫というシリーズなのですが、なごみ文庫と同じ所からでてます。なんだろう、みのり文庫となごみ文庫ってどう棲み分けてるの?よくわからない。なんとなく、みのり文庫の方が一般向けっぽいけど。でも、作家さんは両方とも同じメンバーなんですよねぇ。まぁ、きっと事情があるんだろう。深くは考えまい。

まぁ、地下鉄で1区間乗る間に読み終わってしまうぐらいの短編のオンパレードなので、気が向いたら買ってみるもの一興かも知れません。

面白いかどうかは保証できませんが。だって、私もまだろくに読んでいないので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/14

機動戦士ガンダムUC 4巻読んだ

というわけで、感想。

1巻から思っていたのだが、ガンダムUCはとてもストーリー進行が遅い。4巻まで来たが、ストーリーが進み始めてからまだ1週間ぐらいしか経ってないんじゃないだろうか。

あと、気になるのが文章の書き方。基本、一人称的な書き方が多いのだが、視点が突然別の人に変わる。今読んでいるのは誰の視点で書かれた文章かわからなくなる。読み進めて、あぁ、この人の視点だったのねと思うこと多数。どうなんだろうね、このめまぐるしく変わる視点は。私はすごく気になる。というか、読みにくい。

んで、色々わかってきた。ユニコーンガンダムの方向性が。ガンダムとニュータイプがやっぱりキーワードなのね。で、宇宙世紀100年を目処に、ニュータイプについてもそれなりの結果を出そうとしている。それは連邦の思惑だったり、ビスト財団の思惑だったり、アナハイムの思惑だったり、袖付きの思惑だったり。

すべてを理解しているかのように振る舞う、フル・フロンタルは謎のまま。そして、それらの波に翻弄される主人公。

まぁ、10巻まであることを考えると、まだ半分にもなっていない。これから先もじっくり読みたいと思う。読み応えあるんだけど、もうちょっと読みやすくなってくれんかなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009/09/25

生徒会の月末 読んだ

あれ?これって外伝だよね。何で、前半は生徒会室での会議になっているの?

と、疑問に思った生徒会の月末。でも、まぁ、面白いから良いか。

例によって、ひたすらぼけまくり、突っ込みまくりというスタイルはそのまま。しかし、なんというか、ここに来て話を綺麗にまとめようとしている雰囲気がする。いや、綺麗にまとめちゃいけないだろう、この小説は。などと思ったりもするのだが、多分、作者はそっちがやりたいんじゃないかなーと思う。本編の方も、何となくそういう気配を感じないでもないし。とはいえ、そういう違和感を感じたのはほんの少し。ちょいと不安がないわけではないが、この調子でどんどん飛ばしていってもらいたいと思う。

ちなみに、今回一番印象に残った台詞。
「先輩、真冬を買って下さい」
この台詞だけで5ページ引っ張りましたよ。相変わらずすごいわ。

なお。

いきなりこの巻を読むのはお薦めしません。素直に一巻目、「生徒会の一存」から読みましょう。大丈夫。すぐ読み終わるから。だって、文章の半分は台詞だ。しかも、すさまじくペースが早い。全部買ってもすぐに読み終わること請け合い。

…すぐに読み終わることが良いことかどうかはわからないけど。

さて、感想がたまっているから、内容忘れないうちに他の小説の感想も書かなければ…

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/07/30

アスラクライン12巻まで読んだ

感想を書く前に読み終わってしまいましたよ。アスラクライン、12巻まで。

色々と疑問を持つところもあるけど、なかなかに良いと思う。12巻まで来ると、色々と謎が明らかになってきて、クライマックスが近付いてきている巻がかなりありますね。とはいえ、展開次第ではまだしばらく続けられそうだったりするので、すぐに終わりとも言えないですが。

アニメも2期作成が決定しているし(まだ出ていない13巻ぐらいまでやるのかな?)、わりとお薦めですよ、これ。

たまりにたまった感想は近日中に。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009/06/13

人類は衰退しました 4巻読んだ

うむ、ショートカットになったと思ったら、あっさりと戻りましたか。

てなわけで、4巻の感想です。

Wikipedia の紹介で、現在の文明に対する皮肉とか書いてありましたが、それが何となくわかってきました。4巻に入っているストーリーは二つなのですが、そのどちらも現在の文明に対する皮肉と思えばかなり納得が出来ます。

妖精さんというのは、ある意味、人間のエッセンスを抽出したものなのだろうなーと思います。確かに妖精さんは人畜無害なように見えます。そして、無邪気に人間の生き方をトレースする。結果を考えずに。で、人間の生き方をトレースした結果は、何らかの形での終焉を迎える。それは、文明の崩壊であったり、自然破壊であったり。

ストーリーはいつも通り、ほのぼのしているんですけどね。主人公はのほほんとしているし、妖精さんは何も考えていないし。…考え無しなのが、色々な問題の原因になっている訳なのですが。

というわけで、いきなり4巻ということはあまりないと思いますが、読むのであれば1巻から順番に読むことをお薦めします。主人公と妖精さんの関係とか、設定とか、色々わからないところがでてくると思いますので。

5巻はいつ出るのかなぁ…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/05/29

人類は衰退しました 3巻読んだ

確信した。この作者さんはSFファンだ。

というわけで、ガガガ文庫の読者層を考えると、完璧に外していること間違いないという雰囲気が漂う「人類は衰退しました」ですが、今回もSFなネタがたっぷり。愉しませていただきました。

だって、いきなりモノリスですよモノリス。私は狙い目直撃だったのですが、一般的にどうなんでしょ。モノリスは基礎教養ですか?私は知っていて当然と思ってますが(偏りあり)。

しかし、全部を挙げることは出来ませんが、小ネタ満載ですよね。本当、読んでて楽しくなります。で、前の巻からレギュラーとして登場した助手さんもいい味出してます。

色々書くとネタバレになっちゃうから書きませんが、読んでいてアシモフ博士のファウンデーションシリーズとか思い出しちゃいましたよ。

なんにせよお薦め。自分にはSF成分が最近不足していたんだということを実感します。こんなにも、SFが楽しいなんて。

てなわけで、引き続き4巻に突入したいと思います。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009/05/26

人類は衰退しました 2巻読んだ

SF好きならば、思わずにやりとしてしまうような小ネタが満載だった2巻。この作者、SF好きだな、きっと。

で、この小説を読んでいて感じるのが、主人公の語り口調の良さ、ですね。丁寧なんだけど、どこか砕けた感じの語り口。よくある絶対にいないような気がする理想的な女性像じゃないんですよね。1巻では「歩く詐欺」といわれたと本人が自白していますし、祖父には「中身は俗物」といわれる主人公。そういう、ある意味身も蓋もないところも多分好感が持てる一因なんじゃないかと思っています。これは、とらドラでも感じたことかな。なんか、絶対にあり得ない性格だったり発言をする登場人物を見ると、なんかげんなりするんですよね。まぁ、じゃあここの登場人物みたいな人間がいるのか?といわれれば多分いないと思いますけど、あからさまに「理想像」を突きつけられるよりはかなりいいんじゃないかと思います。

とはいえ、小説の登場人物は多かれ少なかれ作者の理想を反映しているとは思いますが。

この小説のキーを握っているのは、多分妖精さんです。この先、ストーリーがどう展開していくかは全くの未知数ですが、妖精さんが世界の鍵を握っているのは多分間違いない。とはいえ、妖精さんはそんなことを全く意識していないらしく脳天気。でも、その脳天気さは、多分人間からの視点でしかない。

というのは、2巻の前半のストーリー、「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」に出てくるんですけどね。

なんにせよ、素直に読んでいて楽しめます。ラノベに抵抗がなく、SFが好きなら、間違いなくお薦めです。

てなわけで、引き続き、3巻に突入したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/05/23

人類は衰退しました 1巻読んだ

のどかな世界と、そこに生きる妖精さんたち。人間は、主役の座から引退し、いわば隠居の身。そんな世界でのお話です。

あぁ、人間は頑張りすぎましたね、きっと。で、頑張って、疲れ果てたところで、多分、何となく隠居することを決めたんでしょう。

妖精は妖精。いつからいたのか、それは誰にもわかりません。でも、気がついたら、妖精は、地球の主役になっていました。

昔の人間だったら、多分、頑張って主役の座を守ろうとしたのでしょう。しかし、隠居を決めた人類。あっさりと、主役の座を妖精に譲ってしまいました。

だからか知らないけど、人間はどうにも緊張感に欠けています。適当にふわふわ生きています。もう、生きるために闘うこともありません。ふさわしい言葉で言えばきっと惰性。

ま、そんな雰囲気が、読んでいて心地よかったりします。読んでいくと、メッセージ性とか、そういうことも考えられんでもありません。でも、コマで深く頑張って読む必要はないような気がします。主人公と一緒に、妖精の世界と交流しつつ、ほんわかゆっくりと、あぁ、この小説の中で新しい地球はこうなんだぁ…なんて思いながら読むのがよさそうです。主人公と妖精の会話もなかなか面白くて楽しめます。所々意味深な台詞が入ったりしますが、あえて深読みはしないほうがきっと良いでしょう。

ゆっくりほんわか。

深読みしたい時は、あとからじっくりと。

人類が衰退した世界の、妖精さんたちと人間の変な交流を、しばし楽しみましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)