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2018/07/29

壱劇屋の舞台、独鬼~hitorioni~を見てきました。

劇団壱劇屋の独鬼を見てきました。というわけで、感想です。
個人的には、感想は苦手なんですがね…。

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独鬼~hitorioni~ を見てきた。結構感動のストーリーだった。台詞のない舞台だったけど、台詞などなくても十分にストーリーがわかった。舞台のことは素人だけど、とても良かったと思う。

舞台を見ながら思ったこと。それは鬼の気持ちだった。

永遠を生きるものは何といわれるんだろう。この舞台では鬼と呼ばれていた。でも、それは人によりまちまち。鬼と呼ぶ人もいれば神と呼ぶ人もいるだろう。でも、何と呼ばれようと、永遠を生きることが出来るならば、それはものすごい孤独感との闘いになるんだろうと思う。だから、鬼は、人の輪に入ろうとする。でも、人は鬼を恐れる。だから、更に孤独感が募る。

そんな中にいたら、自分はどことも関わりを持たずに生きようとすると思う。でも、この物語のように、人の子を育てることになったら?その子に愛情を注ぐことは出来るのだろうか。この物語の中の鬼は、愛情を注ぎ、育て、そして最期まで看取った。永遠を生きる鬼。永遠の中で一瞬だけ輝く命との交わり。永遠に続く孤独は、一瞬だけでも癒やされたのだろうか。永遠だからこそ、ほんの一瞬の命の輝きが尊く感じるのだろうか。

でも、自分が感じたこと。それは、鬼は人の子を育てている間、幸せだったんだろうなという事。永遠を生きる中、ほんのわずかな瞬間でも幸せを感じることが出来た。それだけでも、十分幸せだったんだろうなと思う。幸せだと思ったからこそ、私は良かったと感じた。

今回の舞台は、再演だったとのこと。もしかしたら、将来、また再演があるかもしれない。もし、再演があったら、舞台のこと、興味が有っても無くても、とりあえず行ってみることお薦めする。私の感想を読んで、行きたいと思ったなら、その人はきっとこの舞台を見て、何か感じることが出来るはずだから。

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ま、こんな文章を書きたくなるぐらい、良い舞台だったと思います。でも、残念ながら今日が千秋楽…。

なお、壱劇屋さんは、関西を中心に活動しているとのこと。
興味のある方は、調べてみましょう。

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