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2010/01/06

ほしのこえ 読んだ

時間をテーマとした小説は幾つかある。梶尾真治の短編とか、私は好きだ。他にも、アニメになるけどトップをねらえも、時間をテーマにしている。

時間というのは、日常的に接するもので、しかも、どこでも均一に流れている。まぁ、時間は均一に流れるものではないのだが、我々が生活する上では、均一と言っても何ら問題はない。

だから、何らかの方法でその均一を破るのは、SF的に面白い。そして、時間軸を狂わすことで、読者に時間の意義を問いかけることができる。

で、今回読んだほしのこえは、その時間の問題に真っ向から取り組んだお話だ。もちろん、オリジナルは新海誠の自主制作アニメであるほしのこえ。アニメでは語りきれなかった部分を小説にしたものが、この小説ほしのこえだろう。

この物語を読み終わったときに思うのは、時間の乱し方がうまいなぁ…ということ。最初は主人公ノボルの時間だけがひたすらに進んでいく。もう一人の主人公であるミカコの時間は、ほとんど流れない。その時間の断絶が、二人の心に微妙な齟齬を与える。そして、それぞれに、それぞれの時間の中でお互いのことを思ったり、忘れようとしたり。そんな二人の間をつなぐメール。こんなに短いメールのやり取りが、こんなに重い意味を持つ。そのストーリーの作り方のうまさがとても印象に残る。そして、別々に流れていた二人の時間が…まぁ、この辺は、一度読んでみることをおすすめする。なんだかんだいってもハッピーエンドだ。安心して読める。

個人的には、ほしのこえのアニメも一度見て欲しいと思う。アニメを見た上で、この小説を読むのがいちばんお勧め。どっちが先でも全然構わないけど。

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