ま、F1開催記念というわけで、これを書いています。
いろいろ記事はあるけど、代表的な記事としてこれを選びました。
「どなたが失禁を?」F1日本GP訴訟 第二回口頭弁論傍聴記
この記事についてとやかく言う気はない。問題は富士スピードウェイは、客にクレームをつけられたら徹底的に争いますという姿勢を示したことだ。
さて。これをディズニーランドと置き換えて考えてみよう。
ディズニーランドに来たお客さんが、交通トラブルで帰れなかった。あるいは、帰るのに時間がかかってしまったとする。ディズニーランドはどうするか?考えてみよう。
帰れないお客さんのために、とりあえずできることをするよね?クレーム対応とか、情報を伝えるとか、いろいろやることをやるはずだ。で、ディズニーランドは、たぶん、お客さんが不快に感じないよう、全力をかけるよね?
一方、富士スピードウェイ。
帰れないお客さんを放置。で、クレームをつけられたら、裁判で争うというわけだ。
もし、ディズニーランドがこういうことをやったらどうなる?二度と行かないよね?
富士スピードウェイはそういうことをやっているわけだ。サービス業としては、馬鹿としか言いようがない。
たとえば、ミシュランタイヤが原因でF1のアメリカグランプリがたった6台だけのレースになったことがある。このとき、ミシュランタイヤはどうしたか?クレームをつけられる前に「その年にF1見に行った人に、来年のチケットを無料配布」ということをやったよね。
簡単な話なんだけど、それぐらいのお金を払ってでも企業イメージを守らないといけない。イメージが悪くなったとき、それを取り戻すことがどれぐらい大変かわかっているんだよね。ディズニーランドにせよ、ミシュランにせよ。
で、富士スピードウェイは、文句を言ってきたお客さんに対して、「俺は悪くない」と言って争っているわけですよ。
この訴訟で勝つことで、富士スピードウェイはどんな得をするんでしょうね。
個人的には、訴訟で勝っても負けても、富士スピードウェイのイメージは悪くなりますよ。間違いない。口頭弁論で、富士スピードウェイの徹底抗戦の姿勢を出させただけでも、今回の訴訟は成功なんですよ。富士スピードウェイは「お客さんの方向を向いていないんですよ」ということを示せた。もう、訴訟に勝とうが負けようが、富士スピードウェイの本性を暴くことができたんだから、提訴した側の目的はほとんど達成できたようなもんなんです。
企業イメージというのは大事なんですよね。たとえば、同じ製品を二つ並べたら、ブランドイメージがいい方を買うでしょ?そういうこと。
F1という特別な付加価値があるからこそ、まだ何とかなっているわけですよ。日本で2回、富士と鈴鹿でF1をやるとします。あなたならどちらに行きますか?
富士スピードウェイが馬鹿なのは、こういうサービス業なら簡単にわかる理論がわからないこと。
もっと簡単な話をしよう。
レストランに行って料理がくるのが遅いとクレームをつけたら、「うちの店では料理が早く出ることは保証していない。文句があるなら裁判で決着をつけよう」と言われたとする。
そういう店に、あなたは行きたいですか?たとえ、三つ星レストランでも行きたくないですよね。
私ですか?もう二度と行きませんよ。当然でしょ?
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