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2008/09/04

思ったほど売れていないのね、iPhone

なんか、ネットをうろうろしていると iPhone の持ち上げ記事をよく見かけるのだが、なんか違和感がある。で、思い出したのが Second Life 。あぁ、あのときと同じ感じだ。無理矢理流行を作り出そうとしている感じ。あれに似ているんだ。

とか思っていたのですが、実際思ったほど売れていないみたいですね、iPhone。ソースは↓

どうなる スマートフォン戦線異常あり

売れたのは20万台前後らしい。まぁ、単一の携帯電話として考えれば売れているわけだが、当初の目論見からはだいぶ下回っているんじゃないかな。全世界に売りに出すことを前提にしないと、アプリケーションで参入とか、ちょっと難しいんじゃないだろうか。だって、iPhone買った人が全員ソフト買いまくるわけじゃないでしょ?まぁ、購入者の数%がソフトを買うという前提で行くと、売れるソフトの数はせいぜい数千。値段はよくわからないけど、たとえばパックマンが1200円。ま、5000本売れたとすると、600万円の売却益だね。このうち、Appleがどれだけ持っていくのかは知らないけど、まあ、3割ぐらいだとしよう。するってーと、開発元に転がってくるお金は420万円。で、会社で一人1ヶ月雇ったときにかかるコストは大体100万円前後(実際にはもっと幅がある)。ま、簡単に100万円と考えると、3人月ぐらいで完成させないとペイできない計算になる。

まぁ、パックマンは全世界で売れると思うから、売上本数は数十万ぐらい行きそうだけど。

でも、他のソフトで考えてみると、これ、結構やばい。日本国内で売る以上、ソフトは日本語版である必要がある。海外で売るんだったら、そこの国の言語にローカライズしないと売れない。で、そういう多国語化は実は結構めんどくさい。iPhoneの小さい画面だから、日本語でぴったりのレイアウトにすると、英語では表示が崩れるとかね。文字列変えるだけじゃないんですよ、国際化って。で、使ってもらえるかどうかもわからない英語版を作るのをやめたとする。するとですね、さっきの計算だと売れて1万本なんですよ。で、ソフトの開発って、実は結構お金がかかる。何せスピード勝負の世界、一人でこつこつ作っていたら、他に市場を奪われてしまう。なので、人をたくさん投入して一気に開発しないと行けない。すると、開発のコストパフォーマンスは当然悪くなる。3人のチームで2ヶ月で作ったとしよう。これで既に600万円も使っている。1000円で売るんだったら、もう1万本ぐらい売れてくれないとやってられないわけだ。

スケールメリットがあると言うかもしれないが、スケールメリットが活かせるソフトじゃないとあかんのですよ。で、多くのソフトはローカライズが必要。ローカライズもお金がかかる。

今は様子見でそこそこ国内のソフトハウスからソフトが出ているけど、その売れ行きが芳しくないと、次のソフトが出てくるかどうか。

iPhone はこれからが正念場ですね。思ったほどスタートダッシュができていないところを見ると、ちょっと雲行きが怪しい。

ま、フリーソフトがあればいいと言うんだったら別に良いんですけどね。ソフトハウスから儲からないハードと思われると、やばいと思いますよ、個人的には。

訂正:iPod touch でも同じソフトが動くみたいですね

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