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2006/01/28

私のEBtの使い方

人それぞれ便利な使い方というものがあると思う。自分にあったスタイルというのは人によって違うはずだ。でも、そのスタイルを見つけるのは難しい。というわけで、私のメモのスタイルについてちょっと書きます。よろしければ参考にしてください。

●日記+予定管理として使う場合

基本、こんな構成をまず作ります。(ここの段階ではツリー構造)
ルートメモ
|−日記
| |−2005年
| | |−2005年12月
| | | |−2005/12/30(金)
| | | |−2005/12/31(土)
| |−2006年
| | |−2006年01月
| | | |−2006/01/01(日)
| | | |−2006/01/02(月)
|−予定
| |−2006年01月の予定
| |−2006年02月の予定
|−本
| |−コミック
| |−雑誌

本当はもっとあるけど、とりあえずこれだけとしましょう。

基本。朝、今日のメモを作成します。そのとき、昨日のメモのコピーとして作成するのがミソです。すると、昨日のメモのリンクをすべて引き継いだ今日のメモができあがります。ただ、これを繰り返すとリンクがどんどん増えていってしまいますので、今日と関係のないリンクをざっくりと削除します。私は、「今日のメモ」は「1週間前までのメモ」とリンクさせています。理由は、たどりたい記録はせいぜい1週間程度でしかないし、それ以上昔のメモをたどりたい場合は、素直に日記のツリー構造をたどった方が早いからです。あと、今日のメモを昨日のメモのコピーとして作成する理由は、今日は所詮昨日の延長であり、今日のメモに書くことは昨日のメモを修正したものであるケースが多いからです。あ、もちろん今日のメモを「ホームメモ」に設定することを忘れずに。これで日記の骨格ができあがります。

次、日々の行動のメモを作成します。基本的に今日の出来事として何かあれば今日のメモにリンクしたメモを新規に作成します。ここで、今日のメモとリンクしているだけだとデータの活用ができないので、別途作成した分類とリンクします。たとえば、今日、コミックを買ったとしましょう。たとえば成恵の世界8巻とします。すると「今日のメモ」にリンクした「成恵の世界」というメモができあがります。「成恵の世界」メモには、いつ、何巻を購入したとか、作者が誰だとか、「成恵の世界」に関するメモを書きます。で、「成恵の世界」メモは「コミック」メモにリンクを張ります。これにより、今持っているコミックは「コミック」メモのリンクを調べればわかるし、買った日のことを振り返ることもできます。また、これ以外にも関連することはどんどんリンクを張っていきます。

基本、この形でどんどんメモを蓄積していきます。リンクもガンガン張ります。

これだけだとおもしろくないので、予定も管理してしまいましょう。何か予定が決まったら、まず「今日のメモ」にリンクした形で予定メモを作成します。予定メモには、予定内容を書きます。たとえば、「スキージャンプペアの映画を見に行く」という予定を立てたとします。それを「2006年01月の予定」にリンクします。これで「予定を立てた日」と「2006年01月の予定」にリンクした「スキージャンプペアの映画を見に行く」というメモができあがります。

これだけだと予定一覧ができるだけでおもしろくないので、活用していきます。

基本、「予定」を消化した場合、消化した予定のメモを「予定を消化した日」のメモとリンクします。さらに「予定」とのリンクを削除します。たとえば、1/28にスキージャンプペアの映画を見に行ったとします。そのとき、「スキージャンプペアの映画を見に行く」メモは「映画を見に行った日」のメモとリンクして、「予定」のメモとのリンクを削除します。こうすることで、「予定メモ」には、常に「未消化の予定」がリンクされているという状態になります。そのうちに「2006年01月の予定」メモにリンクしているものがなくなれば「2006年01月にやるつもりだったこと」がすべて終わったと言うことで、「2006年01月の予定」メモ自体を削除してしまいましょう。

実際には他にもいろいろとリンクしていますが、私の使い方の基本はこんな感じです。

ま、あくまでも一例なので、皆さん、自分の使いやすいメモの取り方を模索してみましょう。

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コメント

私のEBt使用法は、以下のようにしてます。

メモに、「節(ノード)」と「葉」の概念を導入します。
「節(ノード)」のメモには、題名だけでメモの内容は書きません。
「葉」メモは実際に題名と情報を対にして格納するメモです。
節メモから、複数の葉メモにリンクを張ります。
つまり、節メモは、葉メモ群の分類になっとります。
節メモから節メモにリンクを張ることもあります。
(つまり小分類…)
「節メモ-特定の葉メモ-節メモ」となる場合もあります。
つまり、上の「特定の葉メモ」は重複分類されている訳です。
(これが可能なソフトはEBt以外に知りません。)
節メモは、画面上で視認性がよいように、すみつきパーレン【】で囲みます。
例えば、【特許ネタ】とか【技術メモ】とか…
どの分類にも当てはまらなければ【例外】ノードにつなぎます。
【例外】ノードにつないだ葉メモが増えれば、
共通項を見つけて新たな【分類名】の節メモを作ります。
アイデアの整理や、発想の支援に非常に使い心地よいです。

恥ずかしいですが、私の使用法です。
乱筆乱文ご容赦…

(敢えて言えばルートからの距離(階層数)が分かれば自分の位置が把握しやすいかなぁ?
でも、複数の経路があるので最小カットかなぁ??←独り言)

投稿: 中年ザウラー | 2006/01/28 22:21

やはり使い方でいろいろと差が出ますね。いろんな人の使い方をまとめたページ作った方がいいのかなぁ。

ちなみに、ルートからの距離計算はすっごく重い処理になるので実装はしないでしょう。メモの量が増えるとすごいことになりますからね…

投稿: おかだ | 2006/01/30 00:59

ルートからの距離の計算は凄く重くなるのですか。欲しいなと漠然と思っていました(検索時の深さの指定の目安に。。)。
私も「中年ザウラー」さんと似たような感じに「節(ノード)」のようなメモを設けています。大抵要約を書くようにしていますけど。
後【】ではなく○や●、★、☆を付けて優先順位(orグルーピング?)にしています。
【】も使ってみようと思います。
(報告)
そうそう。Ver.0.4.0-1ですが、メモ編集状態のまま「移動」をした時。Ctrl+Mでメモのみ時とメモ&ツリー表示の時で編集に戻ったり、、保存だったりするという動きになっています。

あまりまとまっていませんが・・

投稿: ずずぴぃ | 2006/01/30 12:39

>ルートからの距離の計算は凄く重くなるのですか。欲しいなと漠然と思っていました

実は、私もそうです。
でも、後述するようにマニュアルでの解決方法があります。

●我流EBtの活用法その2です。
EBtの欠点(作者さん失礼…)として、2つのメモ相互の関係性に着目して、リンクを張るとか、繋ぎ変えるとかの操作性は抜群です。
しかしながら、スレッド的な流れのメモ群の管理には向いていないと思います。

例えば、会議の流れをメモ化してEBtに蓄えることを想定してみます。
A「問題提起」→B「一般的な解法」→C「Bへの反論」→D「新たな解法」
を各々メモ化してEBtに入れていきます。
しかしながら、EBtの左ペインをみますと、例えばB「一般的な解法」メモの場合、
A「問題提起」とC「Bへの反論」の両方が表示されてしまいます。
B「一般的な解法」メモに対して、どちらが親メモであるのか、子メモとなるのかが直感的に把握しづらいです。

そのような場合に分かりやすいのがルートからの距離をメモの題名に入れる方法です。
例えば、題名を、
「1:問題提起」→「2:一般的な解法」→「3:Bへの反論」→「4:新たな解法」
とスレッド順にナンバリングします。
そうすると、左ペインに表示されたリンク済みメモのどちらが親で、どちらが子であるのかが一目瞭然です。

むろん、メモを繋ぎ変えるとルートからの距離は崩れてしまいますが、
スレッド的なメモの場合、補足説明のメモ(これはナンバリングしない)をリンクしても、
本流のスレッドの流れを変えるという経験は今まで無いです。

※作者さま、そこで提案ですが、ルートからの距離を計算すると大変とのことですが、
親メモで「2:~」の題名の場合、子を作ると自動的に「3:」とナンバリングが題名の先頭に入るという機能はどうでしょうか?
検討していただけないでしょうか?

●我流EBtの活用法その3です。
Linuxザウルスの前のMIザウルスやPIザウルスでは、情報ファイルという機能がありました。
(私は、考えてみればもう13年ザウルスを使っています。多分今のSL-C3000で7代目です。)
これは、手書きメモや表計算、ワープロデータなどをキャビネットというフォルダで分類する機能です。
フォルダ内から特定の文書を選択すると、関連付けられたPIMソフトが起動して表示できるというものです。

EBtでは、既に実現されていますね。
MIMEの設定が必要ですが、メモとしてファイルが登録できます。
旧MIザウルスで使っていた情報ファイルは、私は既にEBtで置き換えてしまいました。
とても便利です。

以上、追加点です。
度々現れ出てどうもすみません…

投稿: 中年ザウラー | 2006/01/31 23:34

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