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2005/06/08

EBt GPLでないといけないかも

世の中C3100で浮かれていますが、そんなのとは関係なくEBtのお話。

EBtですが、私の思いとしてはフリーソフトなのですが、もしかしたらGPLでないといけないかもしれない。

突っ込み頂いたのはこちら(taka-hrの日記)。確かに気になってはいたが、ライブラリをリンクしたものを配布しているわけでも無いし、改変しているわけでもない。これだったらGPLのライセンスに(言葉は悪いが)感染しないだろうとたかをくくっていたのですが。

これがGPLの良いところでもあり、嫌なところなんですよね。一般人ではGPLがどこまで感染するかわからない。Zaurusに乗っているQtは、多分Trolltech からちゃんと買っているだろうから GPL である必要はない。でも、Ruby は GPLだ。Ruby/Qte も GPL だ。でも、Ruby, Ruby/Qte で書かれたスクリプトは GPL なのか?そうかもしれない。でも、そう考えたら、ちまたにあふれている PerlやRubyのスクリプト(仕事で使ってる人もいっぱいいますよね?)もすべてGPL?はっきり言ってわからない
わからないからGPLにしちゃえ!というのも思考停止していて嫌なので、とりあえずフリーソフトと言い張ります(これはこれで思考停止しているような気がするが)。誰か詳しくて突っ込み入れる余裕のある方がいれば突っ込み入れてください。納得できたら前言撤回して GPL と宣言します。

ここまで書いて気になったので調べてみた。

軽く Qt の GPL に関するページを読んでみたのですが、いまいち良くわからないというのが正直なところ。日本語のページを読むと、こんなことが書いてある。

複製や頒布、改変以外の活動はこの契約書ではカバーされない。それらはこの契約書の対象外である。

もちろん、この一文で GPL でなくてもいいという判断をするつもりはないが、ここを読むと、なんとなく EBt までは感染しないような気がしないでもない。

著作物の一部が『プログラム』から派生したものではないと確認でき、それら自身別の独立した著作物であると合理的に考えられるならば、あなたがそれらを別の著作物として分けて頒布する場合、そういった部分にはこの契約書とその条件は適用されない。しかし、あなたが同じ部分を『プログラム』を基にした著作物全体の一部として頒布するならば、全体としての頒布物は、この契約書が課す条件に従わなければならない。というのは、この契約書が他の契約者に与える許可は『プログラム』丸ごと全体に及び、誰が書いたかは関係なく各部分のすべてを保護するからである。

この文章を読むと EBt はグレーゾーンかなという気もする。いや、大丈夫か?

なんちゅーか、こういうことで悩まなくても言いようにGPLが作られたような気もしているんだけど、GPLはGPLで悩みの種なんだよなぁ。

うぎゃー(と軽く発狂して今日は終わる)

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コメント

GPLの場合動的リンクであっても「派生物」となる、という主張だったと思うのですよね。。

ちなみにPerlもRuby もGPLじゃあないです。デュアルライセンスなのでGPLとして配布・改変することもできますが。
仮にGPLのスクリプト言語があったとしてもその上で動くだけならGPLは伝播しない、ということもGNU FAQのどっかにあったと思います。

投稿: hdk | 2005/06/08 10:43

スクリプトはGPLにする必要はないというところも見つけたのですが、但し書きでGPLのライブラリとかを使用していないこととか書いてあるんですよね。
ま、何となく私のしたいことはGPLのソフト使っていてもOKみたいだったので…とこれはBLOGのエントリとして書きます。

投稿: おかだ | 2005/06/08 22:06

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